先日、長女の成人式の前撮りをしてきました。
昨年の秋に成人式の準備をすすめ、長女は私が二十歳の成人式で着用した振袖を利用するいわゆる「ママ振り袖プラン」を選びました。
お店によって微妙に言い方は違いますが、たいてい「ママ振り」とネーミングされています。
母が成人式で着用した振袖を娘が受け継いで着用することで、振袖を新調するよりも金額が控えめで母娘の思い出にもなるいいとこどりのプランです。
ママ振りプランといっても内容は様々で、小物から振袖まで着物一式全てを母のもので利用したり、小物や帯だけイマドキの華やかなものでアレンジしたりと自由度が高いです。
その為、本人が望む要望を叶えてくれるお店選びが重要だと思いました。
この記事が成人式の準備で「ママ振袖プラン」が気になっている方の参考になれば嬉しいです。
ママ振りプランに決定するまで
長女の場合は成人式の着物はどうする?という初めの段階からママ振りプランとは決めていませんでした。
ただし、予算の都合で購入はまず無理なことは伝えました。
※自分は親に購入してもらっておいて勝手ですが(^^;)
振袖購入は無理なことを伝えた
購入するとなると選ぶ着物にもよりますが、最終的には相当な金額になるでしょう。
私の場合ですが30年前に母親が購入してくれた振袖は総額で100万円を超えていたそうです。
※花井幸子ブランドでした
それは我が家の家計状態では絶対に不可能なので、長女には初めから購入は無理という前提で成人式の振袖について考えてもらいました。
その頃自宅には大学生協の紹介等で「ジョ〇〇〇〇利・京〇きもの〇〇」などの振袖コレクションカタログが継続的に届いていました。
また、「きもの〇〇と・〇乃屋」で店頭に飾られた振袖や草履・バッグなどを眺めてきました。
結局、カタログを見たりお店でふらっと見るだけでは何も決まらないので、ネットで調べたママ振りプランのある着物購入&レンタルができるとあるお店に予約を入れました。
予約したお店にママ振袖一式を持込&着付
ネットで検索して決め手になった理由は公式HPです。
ママ振袖のページを読んでいると、所々にお客様ファーストだなと好感を持てる文章が目に留まりました。
私はなるべく金額を控えめにしたい&品質の悪いものを着せたくないという自分勝手な要望がありました(^^;)
だけど、成人式で着物を着るのは長女です。
二十歳前だと品質よりも見た目が肝心です..
そりゃ見た目も品質も良いものが一番ですが、それだと家計が..( ̄▽ ̄;)
とりあえずはこのお店でママ振袖一式を持込&アレンジで着付してもらい、長女が気に入ったらママ振りプランで、気に入らなかったらレンタルプランで決めようと出かけました。
ママ振り袖を見事にアレンジ
話が戻りますが私の振袖は母が成人式のために購入してくれたものですが、その後着用した回数は3回です。
- 成人式
- 姉の結婚式
- 私の結納
③の結納で着用した後は母が呉服屋にクリーニング依頼して箪笥で保管していました。
20年以上もたとう紙を開けることなく保管していたのでドキドキでしたが、持込する前に広げてみると無事に使える状態でした。
予約したお店で振袖一式を持ち込み、先ずは30年前に私が着用した当時のスタイルで着付けしてもらいました。
長女の反応はイマイチ(^-^;
そりゃそうだ..
私から見ても平成初期の成人式なんて、令和のきらびやかスタイルとは比べ物にならない地味さよ。
ちなみに私の振袖の色は当時では珍しい色でしたが、帯の色は黒ベースでどうみても現代のキラキラ感には程遠い。
まぁ、帯や小物は総入れ替え前提なので、ここからが勝負です!
※なんの勝負?笑
いよいよママ振袖を令和スタイルにアレンジしていきます!
スタッフの方が次々と小物を選んで着付け師の方と長女で好みのものを選択していきます。
長女は普段はのんびりしているのですが、この時はわりと好き嫌いがハッキリしていて、テキパキと帯・帯揚げ・重衿などを選んでいきました。
特にこの帯が気に入った様子で、私の帯や小物類で着付けしてもらった時のイマイチな表情とは180度変わりました(*^-^*)
これは私の振袖を着てもらえるかもという期待感が!!
着付け師やスタッフの方も令和アレンジで着付けされた長女をべた褒め(^-^;
長女も自分の姿を鏡で見てまんざらでもない様子。
そして着付け師の方が今の着物と昔の着物の品質の違いを長女に話したり、私の着物自体も褒めて頂きました。
そんなやり取りをする間に、長女の気持ちが「お母さんの振袖で成人式に出る!」に決定しました。
気に入ってくれなければ振袖もレンタルしようと決めていたので、嬉しくてウルウル..(>_<)
ママ振りプランの金額
こちらのお店のママ振りプランは種類があり、各プランの中から自由に必要なものだけを組合せできました。
長女の場合は振袖と長襦袢以外は全てレンタルしたかったので、帯や小物類を金額に関係なく選べる「ママ振袖パーフェクトプラン」にしました。
こちらが実際の明細です👇
標準小売価格は購入した場合の価格です。
長女が気に入った先ほどの帯は268,000円のようです。
あと、長襦袢に付ける半襟は買い取りです。
この日に長襦袢を預けて後日、自宅に発送して頂いたのがこちらです👇
半襟ひとつ見ても私の時代と華やかさが違いますね(^-^;
そして驚くことに草履バッグはレンタルのはずが、なぜかプレゼントして頂きました( ゚Д゚)
本来ならUSED品をレンタルなのですが、この日から特別キャンペーンになったそうです..
結局、このお店で「ママ振袖パーフェクトプラン」で支払った金額は..
136,000円+消費税で149,600円でした。
ママ振りプランの内訳
もう一度明細出します👇
総額149,600円の中に含まれているものは以下の通りです👇
- 帯(レンタル)
- 重ね衿(長襦袢に縫いつけ)
- 帯揚(レンタル)
- 帯〆(レンタル)
- 草履・バッグ(キャンペーンでプレゼント)
- 水鳥ショール(レンタル)
- ワンピース型肌着(プレゼント)
- 足袋(プレゼント)
- コーリンベルト(1本プレゼント)
- トリプル仮紐(プレゼント)
- 記念写真2ポーズ(ヘアメイク・着付込み)
ちなみにプレゼントの草履とバッグは、その日お店に並んでいる商品からどれでも好きなものを選び、その日に自宅に持ち帰りました。
⑪の記念写真というのは前撮り撮影のことで、提携している写真スタジオで後日撮影をしました。
①・③・④はレンタルなのでその前撮り撮影の日にスタジオで着用し、現在は手元にはありません。
⑥のショールと共に成人式の数日前に自宅に発送して下さるそうです。
それ以外の肌着や足袋などはプレゼントで頂いたものなので手元にあります。
振袖レンタルの相場と比べて
帯などのレンタルで税込み149,600円という金額は安いのでしょうか?
例えばスタジオアリスのふりホは一律価格(税込109,780円)で、前撮り時に受け取った振袖を返却時まで長期間レンタルできるそうです。
また、10ページ12カットのアルバムで撮影データも付いているそうです。
ふりホ以外の振袖レンタルのお店もカタログなどを見ていると、総額10万から50万円くらいまでピンキリのようです。
今回の帯と小物レンタルのみで約15万円という金額は、決して激安ではないと思いました。
だけど長女が私の振袖を着てくれる嬉しさと、着付け師やスタッフの方の親切な対応でここのお店を選んで良かったと満足です。
前撮り撮影の金額
その日から数か月後に、提携の写真スタジオの前撮り撮影の日になりました。
当日の流れはこんな感じです👇
①ヘアメイク
↓
②着付け
↓
③撮影
↓
④写真セレクト
↓
⑤写真完成送付(約45日後)
ヘアメイク・着付・撮影料、写真2ポーズはママ振袖パーフェクトプランに含まれています。
つまり2ポーズ写真のみで他の写真が必要ない場合は、当日の料金は無料になります。
ママ振りプランの約15万円で成人式に振袖で参加と前撮り撮影&2ポーズ写真付きが可能になります。
まとめ
さて、ママ振りプランと前撮りでかかった実際の金額についてお話ししましたが、じつはこれだけでは済まないことはお読みいただいてる方もお気づきでしょう(^-^;
この記事は「その①」なので続きがあります。
スタジオアリスなどで撮影したことがある方は予想がつくと思いますが、前撮り撮影の日は2ポーズ写真だけで他の写真は必要ないと到底思えませんでした。
フォトスタジオも慈善事業ではありませんので、お客さんに気持ちよく写真を購入してもらう為に丁寧に時間をかけて脚立の上から撮影などあらゆる方法で振袖姿の長女を撮影して頂きました。
1時間以上で120カット以上はあったと思います(;'∀')
つまり、この日購入したアルバム代金が加算され成人式の準備と前撮り撮影で実際にかかった金額となります。
まだ前撮り撮影の写真が出来上がっていないので、続きはアルバムが到着したあとにまとめて記事を更新します!