優待投資をされている方でデパート銘柄をお持ちの方も多いと思います。
定価販売のデパートで継続的に割引を受けられるのは有難いですよね。
そのデパート銘柄の優待には大きく分けて「カードタイプ」と「優待券タイプ」があります。
関西にあるデパートをザックリ分けると以下のようになります。
また、近鉄百貨店(8244)はカードと券を併せた優待内容になっています。
これらの中でぴぐみが保有しているのはJ・フロントリテイリング(3086)とエイチ・ツー・オー リテイリング(8242)です。
デパート優待は昔から気になっていましたが、どんどん株価が上がってしまい購入に至らず月日が経ち、ようやく昨年の株安で購入に踏み切りました。
H2Oリテイリング(8242)優待
H2Oリテイリング(8242)は阪急百貨店と阪神百貨店、スーパーの阪急オアシス、イズミヤなどのエイチ・ツー・オー リテイリンググループの純粋持株会社です。
ぴぐみが住んでいる大阪ではなじみの深いデパートとスーパーで、昔からよく利用しています。
①株主優待券
100株以上 5枚
500株以上 10枚
連続して3年以上保有の場合:さらに10枚追加
阪急百貨店、阪神百貨店 10%(食料品、レストラン・喫茶5%)
有料催事は優待券1枚で2名まで無料
阪急オアシス、イズミヤ、カナート、はやし 5%引用元 ヤフーファイナンス
2020年9月の権利では500株保有していたので10枚綴りの優待券が到着しました。
だけど、このところの株価の上昇で全て売却してしまいました💧
売却してからまさかここまで上昇するとは..
全部売却とか最高に投資下手ですがやっぱり3月の権利までに100株は買い戻す予定です(;''∀'')
J・フロントリテイリング(3086)優待
大丸松坂屋やパルコを運営するJ・フロントリテイリングの優待も同じ時期に取得しました。
(1)「お買い物ご優待カード」(翌年5月末まで有効)
大丸・松坂屋各店でのお買い物につき、10%割引(一部除外品あり)いたします。
<2月末>
年間ご利用限度額(税込)
100株以上 継続保有 3年未満:50万円 3年以上:150万円
500株以上 継続保有 3年未満:100万円 3年以上:200万円
~中略~
・8月末現在の新規株主様に対して、上記のお買物ご優待年間ご利用限度額を半額に設定した、翌年5月末まで使用いただけるご優待カードを11月中に発行いたします。
引用元 ヤフーファイナンス
こちらは優待券ではなくてカードが届きます。
※2020年8月まではパルコは優待券です・2021年2月から優待内容が変更されています
J・フロントリテイリング(3086)は2021年2月末の権利取得後に、一旦売却して現在ネオモバで1株ずつ積み立て買付をしています。
でも、ネオモバの単元株化に問題発生?なので、次回の8月権利はどの口座で権利を取るか考え中です。
デパート銘柄は底値圏
このところ株価が急上昇していますが、10年チャートでみるとまだまだ底値圏です。
引用元 ヤフーファイナンス
この2銘柄以外もデパート銘柄は長期でみると同じような感じです。
原因はコロナもありますがそれ以前から、インバウンド需要が見込めなくなったり、イオンモールなどの大型モールやネット通販に押され気味だった背景がありました。
そんな中コロナによる大打撃を受け更に株価が低迷してしまったという感じです。
ただ、2度目の緊急事態宣言では営業を続けているのと、ここ最近の地合いの良さで株価が急上昇してきています。
だけど今後も大幅な回復はコロナ以前の背景もあり難しいと思います。
その為、優待目的のため最低限の株数を取得でいいかな..
デパート株主優待のお得度の差
H2OリテイリングとJ・フロントリテイリングの優待は使い勝手に差があります。
これは好みの問題ですが財布に入れる時に綴り券よりカードの方が使いやすいし綴り券だと予め切り離しておく必要があります。
また、割引率と割引額についても見逃せません。
高額商品は割引額が活かせる優待券がお得
J・フロントリテイリングの優待には金額に上限があるので、100株保有では50万円以内までの買い物しか割引が適用されません。
一方、H2Oリテイリングの優待券は一回の買い物で一枚の優待券を利用なので、むしろ高額になればなるほどその優待券の価値が増すのです。
10%割引利用の商品を購入するとして..
- 10000円の商品で1000円の割引
- 100000円の商品で10000の割引
このように1枚の優待券で割引額が大きく違ってくるのです。
ぴぐみはデパートで高額商品を買う事は滅多にないのですが、長い人生の中で買う機会がある場合は、上限のないH2Oリテイリングの優待券がお得です。
デパ地下食品の割引率に差
ぴぐみがデパート優待を保有する一番の理由はデパ地下の商品がお得に買えることです。
デパ地下の食料品売り場の割引率は
- J・フロントリテイリングの優待カードは10%引き
- H2Oリテイリングの優待券は5%引き
例えばロック・フィールド(2910)のブランドRF1(アール・エフ・ワン)というサラダのお店は両方のデパートにありますが、割引率の差で大丸の10%引きがお得になります。
また、H2Oリテイリング優待券の5%割引で総菜購入の小さな金額の為に優待券を消費するのはどうかと思います。
10枚綴りなので10回しか割引での買い物チャンスがないからです。
H2Oリテイリングの優待券は洋服や靴などの大きな金額の買い物で使用したいところです。
あと、レストランフロアはエイチ・ツー・オーリテイリングが5%割引。
J.フロント リテイリングは割引除外となっています。
このようにデパートによって基準が違うので、お得に利用したいなら予め割引率や除外品を調べて使い分けて利用するのが得策です。
阪神梅田本店の全面改装
優待の話から逸れますが、ぴぐみは昔からH2Oリテイリングの阪神百貨店が好きでした。
阪神梅田本店の建物は2015年から建て替えが始まり、2018年6月に第一期(半分)がオープン、そして全面改装が終わるのが2021年の秋です。
すなわち現在は半分の売場面積で営業をしています。
売り場面積が少ないということは商品の種類も少ないのですが、阪神百貨店にしかない魅力もあります。
阪神百貨店の食品売り場
阪神百貨店は上記の通り建て替えの最中ですが、地下食料品売り場の面積はあまり変化なく営業しています。
今はコロナで全体的にお客さんが減っていると思いますが、昔から阪神百貨店の地下食品売り場は大丸梅田店とは比べ物にならないくらい人気があります。
クラブハリエのバームクーヘンやガトーフェスタハラダのラスクはオープンから何年たっても根強い人気だし、生鮮食品の店員さんも声が大きくて活気があります。
また「名物イカ焼き」で有名なスナックパークは改装も終わり、1Fでは週替わりで様々なベーカリー店の商品が並ぶパンワールドがあります。
セゾンファクトリーの阪神限定商品
また、阪神百貨店にセゾンファクトリーというフルーツ酢が売ってるお店があるのですが、このお店も大丸梅田店にはありません。
昔は阪神百貨店の売り場で試飲があったのですが現在はコロナでなくなりました。
スーパーで安価な「フルーツ酢」もありますが、このセゾンファクトリーの味を知ってしまうとスーパーで売っている物は飲めません..
定番商品から季節限定のパイン酢や柚子酢、阪神百貨店限定のミックスジュース酢などもあります。
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セゾンファクトリーのフルーツ酢は公式オンラインショップなどで購入できますが、定価販売なのでデパート優待で割引を受けられるのは有難いです。
まとめ
デパート銘柄の株主優待の割引率のお得度は、どんな商品をどのくらい買いたいかなどでそれぞれ違ってきます。
また近くに店舗があるかよく利用するお店が入っているかなど、使い勝手も株式を保有するかどうかの選択肢になるので上手に利用したいと思います。