突然ですがFXの経験はありますか?
ぴぐみは今年で投資歴が15年になりますが、これまでFX取引には全く興味がありませんでした。
だけど、読者登録させて頂いているMarthaさんの記事で突然興味を持ち始めました👇
その後、口座を開設しFX初心者のぴぐみが実際に取引してみて思った事を率直に書いてみます。
FXは投資ではない?!
実際にFX取引をしてみて一番初めに思った感想はこれです。
いきなりギャンブルという言葉もなんですが、FXは今より円高になるか円安になるかを予想するだけで、株式投資や投資信託などの投資とは違い投機です。
投資下手のぴぐみでも株式投資で個別株を購入する時は、その企業の四季報や公式HPで何の会社なのか業績はどうなのかを一通り調べてから購入します。
まぁ、業績が良いからと言って必ず株価が上昇するということはありませんが、最悪長期目線で「倒産しなければよい」レベルでこれまで投資を行ってきました。
FX取引は単に為替差益を狙って取引するので、円高や円安に進むかどうかは全くわかりません。
チャートを見るとテクニカル的には「下がりそう・上がりそう」の予想はできます。
だけど、それは絶対ではないし長期で見ると余計にわかりません。
引用元 ヤフーファイナンス
上記はドル円の長期チャートです。
これを見て今後円高になるか円安になるかわかりますか?
ぴぐみは円高になると思います。
チャート的には2015年辺りから下降しているので、1ドル105円くらいまで落ちてきそうな予感はします。
ただ、これはあくまで予想です。
実際にはどちらに向かうのか横ばいで推移するのかなんてわかりません。
ぴぐみの中では予想=ギャンブルなのです..
実際のFXの取引方法
FXの取引の仕方は簡単です。
通貨を選び「売り」か「買い」ボタンを押すだけです。
上記はドル円の取引で1ドル109.856円で売りの注文を出した後の状態です。
8時間チャート・30分チャート・1分チャートで確認してから109円くらいに下がると思って売り注文したのですが、残念ながら円安に振れこの記事を書いている時に確認すると-1790円になっていました。
ずっと画面にへばりつく訳にはいかないので指値注文をしています。
FX取引は疲れる?!
上記のように売りのポジションを保有したまま思惑と反対の円安に進むと、ドンドン含み損が膨らみ指値をしているとはいえ気になります。
含み損が気になるのは株式投資もそうですが、FX取引の場合は「ロスカット」といって強制終了制度があります。
株式投資でいうと「企業倒産」に匹敵すると思います..
引用元 DMM FX 公式HP
ぴぐみが口座を開設したDMM FX は証拠金維持率が50%以下になった時にロスカットされます。
先程の1ドル109.856円の売りポジションを保有している現在は、含み損が-1790円で証拠金維持率は1151%です。
この証拠金維持率は含み損が更に増えたりポジションを追加すると、瞬く間に低下していきます。
だから下手にナンピン買いもできませんし、株式投資より慎重に取引する必要があります。
初めてFX取引をした感想は..
けど割と楽しいかも(;'∀')
FX取引の長期運用
そんな疲れるけど楽しいFX取引ですが、実はFXを長期で運用する方法があります。
「トライオートFX」「トラリピ」「みんなのシストレ」「ループイフダン」
上記はFX業者の商品名です。
商品名は会社ごとに違いますが内容はほぼ同じです。
引用元 株式会社アイネット証券
上記の図は「ループイフダン」という商品のアイネット証券から引用したものです。
ループイフダンは図のように自動で「買う」「売る」の注文を繰り返して利益を得る商品です。
ぴぐみはこの自動で売買を繰り返す注文にとても惹かれました。
円高か円安のどちらになるかわかないギャンブルみたいなFX取引で、ポジションを多く保有するのは怖いし疲れます(^^;)
それと反対に自動売買は精神衛生上とてもラクチンです。
でも、ぴぐみは長年の投資生活でコストに厳しく手数料は極限まで低く抑えたい人です。
FX取引のコスト「スプレッド」
この自動売買の商品「ループイフダン」のコストを調べるとやっぱり高い!!
そりゃ、自動で取引してくれるこの会社は慈善事業ではないので(^^;
FX取引でいうところのコストとは手数料ではなく、基本的に「スプレッド」になります。
DMM FX は取引手数料が無料なのでスプレッドのみが取引コストになります。
この時お客様はAsk「108.369円」で買うことができ、Bid「108.367円」で売ることができます。
例えば、買いから取引を開始した場合、Ask「108.369円」で買いが成立し、その直後に売れる価格はBidレート「108.367円」のため、その差額(スプレッド)である「0.002円(0.2銭)」の損失から取引が始まります。
1Lot(1万ドル)の取引であれば、20円の損失から取引が始まります。
引用元 DMM FX 公式HP
DMM FX のドル円のスプレッドは1ドル当たり0.2銭です。
FX取引の実際のコスト計算
ここでちょっと「スプレッド」の計算具体例をあげてみます。
ぴぐみが取引したDMM FX では最低取引単位が10000通貨です。
BidとAskの価格差(スプレッド)は0.2銭
⇩
0.2銭×10000通貨=2000銭
⇩
100銭=1円
⇩
2000銭÷100銭=20
つまりDMM FX で最低取引単位の10000通貨を取引する場合、コスト(スプレッド)として20円がかかります。
ケース1
1ドル100円が101円になったら利益は..
1×10000通貨=10000円
スプレッド20円
20円のコストを払って10000円の利益
ケース2
1ドル100円が100.01円になったら利益は..
1銭×10000通貨=100円
スプレッド20円
20円のコストを払って100円の利益
ケース2はアホらしいでしょう(;'∀')
微利益の取引はFX業者に払うコスト(スプレッド)が高くなります。
0.2銭のスプレッドでも何度も取引をすると結構かかってしまいます。
そうなるとなるべく低いスプレッドで取引できる業者を選びますよね(^^;)
アイネット証券の「ループイフダン」のドル円のスプレッドは公式ページでは1ドル「0.7銭~1.8銭」となっています。
「ループイフダン」の最低スプレッドの0.7銭とDMM FX の0.2銭のスプレッドを比較すると0.5銭もの差があります。
以上の事からぴぐみは自動売買のFX商品「ループイフダン」や「トラリピ」での運用は諦めました。
手動トラリピや手動ループイフダン
そこで日にちを費やしブログ記事を探していると..
手動で自動売買を行っている方々のブログを多数発見🔍
「手動トラリピ」「手動ループイフダン」と呼ばれていました。
「トラリピ」や「ループイフダン」の自動部分を全て自分で手動で注文するというもの。
FX業者には成行注文や指値注文の他にも注文方法があります。
その中でIFD注文(イフダン注文)というのがあります。
新規注文と決済注文(損切り又は利益確定)を同時に発注する注文方法。
”if Done(イフダン:もし~なら、の意味)”の略。
新規注文が、「もし成立したら」、決済注文が有効になることを示している。
IFD注文の具体的な方法としては、はじめに新規注文を入れたい通貨や値段、取引数量などを決める。
例えばドルを、1ドル=100円で、1ロット買うという希望があれば、その内容で新規注文を入れる。
また、それと同時に、例えば「1ドル=105円で1ロットを売る」という決済注文を出しておく。
この場合、1ドル=100円になった時点で、新規注文が成立し、その後、1ドル=105円まで円安になれば、決済注文も実行される。
引用元 DMM FX 公式HP
えー?!
なんか難しいわ。イミフなんですけど(゜.゜)
簡単に説明すると..
- 1ドル100円になったら200通貨買い101円になったら売り
- 1ドル101円になったら200通貨買い102円になったら売り
- 1ドル102円になったら200通貨買い103円になったら売り
- 1ドル103円になったら200通貨買い104円になったら売り
- 1ドル104円になったら200通貨買い105円になったら売り
IFD注文(イフダン注文)は上記のように買いと売り(売りと買い)の同時注文を初めから行うことです。
例えば1ドル100円になったら200通貨買い101円になったら売りというイフダン注文を入れた後は..
1ドル100円になり200通貨買った後、101円になったら自動で売ってくれます。
だから画面にへばりつくことなくFX取引のことは忘れて、ただただ注文が約定されるのをじっくり待っておけばよいのです。
実際にFX取引をしてみて感じたことは1円の変動はそんなに頻繁におこりません。
指値をしていても..
まだ約定せえへんの?!
というくらい値動きが緩やかな感じです。
でも、○○ショックなどが来たら一方向に急激に進み「ロスカット」の悲劇を目の当たりにする可能性もあるので、「証拠金維持率」は高めに守っておく必要があります。
IFD注文(イフダン注文)管理ツール
IFD注文(イフダン注文)についてはわかったけど、何本も注文出すの面倒じゃない?
しかも注文金額とか間違えそう..
そうなんです。
ぴぐみもIFD注文(イフダン注文)による手動トラリピ・手動ループイフダンは、スプレッド(コスト)も抑えられて魅力的だと思う反面、人間のすることだから注文間違えとか起こらないかなと心配になりました。
だけど、手動トラリピや手動ループイフダンでFX取引をしている方々の記事を読んでいると、神みたいなブログ記事を発見しました!!
なんと手動トラリピをしやすいようにグーグルスプレッドシートでの管理ツールを無料で公開されていてダウンロードして自由に使えるのです。
ダウンロードした後の詳しい使い方はこちらの記事👇
この最北投資家のりゆうさん(Twitterアカウント@kame_iland)という方が作られた管理ツールをダウンロードさせて頂いたものがこちらです👇
①運用資産表
黄色のセルに通貨ペア・レンジ・値幅・通貨量・一回利益・ロスカット値・売りOR買いを入力すると..
②管理表
ダダーっとイフダン注文すべき金額が並びます。
後はFX取引画面でこの金額でイフダン注文を順次入力していくだけです。
ちなみにぴぐみはこのツールで出された②の管理表をプリントアウトして、注文入力が終わった分はペンでチェックするというアナログスタイルで使わせてもらっています。
この最北投資家のりゆうさんの管理ツールの素晴らしいところは、ロスカット値から必要資金を割り出せるところです。
いくらくらい入金しておけば「ロスカット」になる確率を低くできるのか、避けられるのかはFX取引をする上で最重要事項だからです。
りゆうさんの管理ツール①の運用資産表で何度かレンジや値幅の入力を繰り返して、ぴぐみがFX取引に使える必要資金を割り出しました。
手動トラリピ・イフダン注文のFX取引に使えるぴぐみの資金は40万~50万円です。
すると..
上記のように売り注文分の必要資金は95080円と算出されました。
売り注文分と同時に買い注文分も①の運用資産表でシュミレーションすると、そちらは必要資金が約20万円と算出されました。
以上の事から手動トラリピ・イフダン注文用のFX口座には、売り買いの約30万円と予備10万円で合計40万円の資金を入金しています。
あっ、先ほどDMM FX では最低取引単位が10000通貨といいましたよね。
だから、この「手動トラリピ・イフダン注文」はDMM FX では取引できないので、1通貨から取引できる業者を利用しています。
ぴぐみはビビリなので10000通貨を次の日に持ち越すのは心配なので、DMM FX は基本的にデイトレです。
長く持っても2日~3日くらいしか持ちたくない(^^;
それに引き換え手動トラリピ・イフダン注文はじっくり為替が上下するのを待つ方法なので、基本的に長期運用となります。
つまり、短期FX用のDMM FX と長期FX(手動トラリピ・イフダン注文)用に口座を分けました。
短期FXはギャンブルとして予想を楽しむ気分で取引し、長期FX運用に向いている手動トラリピ・イフダン注文分は資産作りとして運用してみようと思います。
ちなみにFX取引用の資金はどうしたのか?
「へそくり」を使いました(^^;
まとめ
長い記事になりましたが最後まで読んで頂いた方ありがとうございました<(_ _)>
冒頭のMarthaさんの記事でFX取引のデモ口座を開設できることを知って、ちょっとやってみようかなと思ってからわずか1カ月も経たないうちに2社の口座を開いて、手動イフダン注文まで辿り着きました(^^;)
ぴぐみにしては珍しいスタートダッシュです。
また、最北投資家のりゆうさんの管理ツールのお陰でどうやってイフダン注文の金額を決めるか?という根本的な解決もできました。
まだ始めたばかりの初心者ホヤホヤですが、株式投資とともに並行してFX取引を楽しみたいと思います(*^^*)
またしばらくしたら途中経過を報告します!